読んだ本の紹介-最軽量のマネジメント
時間があったんで、この前本屋で買った本を読んだ。
最軽量のマネジメント 山田理 著
いつもブックオフで本買ったり、図書館で借りた本を読むことが多い、僕にしては珍しく最新の本だ。^^; 2019年11月の発行みたい。
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/books/2019/08/post.html
グループウェアとかで有名なサイボウズって会社の取締役が書いた本。
副題に「マネジャーにすべてを背負わせるのはもうやめよう。」とある。
サイボウズって、いい会社とか先進的な会社とかいう感じで、雑誌とかで紹介されてるのを見る。
ただ、少し前までは、バリバリのベンチャー系でブラックな企業だったらしい。離職率28%だったとか。今は4%になったらしい。
印象に残ったのは、「情報の徹底公開」って言葉。
会社って管理職が動かしてて、管理職が必要だと思ったところだけ、それぞれの担当者に確認して、決めていってる感じがするし、決める過程が見えない。
別にやれと言われたことをやるだけという人にとっては関係ないかもしれないけど、ノルマがあって、そのノルマを達成するように発破をかけられている人とかってどういう基準でそのノルマが決められたかを知りたくなると思う。まじめに取り組んでいたら。
そういう議論や資料を社内の掲示板みたいなところに全部上げちゃえば、ある意味、皆が納得したうえで仕事を進められるようになるんじゃないかという提言があった。会社の人、皆が自分に甘く目標を決めたりすれば、会社は赤字になって、会社が存続できないとか、ボーナス払えなくて、減収になるとかなるわけで。
それで、そういう場が設けられているのに質問したりしなかったら、それはそれで内容を認めたということになるという意味もあると。
こういう作業を、ほんのちょっとした勤務態度とかにまで、議論してみれば、こういう手順が好きな人にとっては働きやすくなるんだろうなと。
→ちょっと否定的なニュアンスになったwwある意味余裕のある会社だからできるのかもと感じた。ただ、いいことがたくさん書いてあった。
そうでないと250ページ越えの本を一気に読み切るなんてことはない。
マネジメントって何から何まで管理すること、チェックすることじゃないよと。「人が人を管理することをあきらめた」とまで書いてあった。今の時代に合う多様性を認めようとする姿勢が感じられた。徹底的に情報公開すれば、管理職の仕事は減る方向になるよと。一般の社員には質問する責任ができるよと。
なるほどなと思った。
良い本を読んだので、今日は良い一日だったと思える気がする。
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